最近手に入れたレアなお宝

 最近、偶然こんなモノを手に入れてしまいました。どうでしょう?結構レアだと思うのですが。でも、好きな人にしか分からないでしょうね。こういうのって..。

↑酸素ホース・マイクコードなど
はそのまま残っていました
↑さすがに火薬類は取り外されて
レールのみ残っていました。
 これは、とあるリサイクルショップから譲ってもらったものです。目立たないところにひっそりと置いてありました。見た瞬間、お店の人に「あれ、射出座席ですよね?売り物なの?」と聞いていました(笑)

 見ての通り、かなり古い機種のモノであることは分かったのですが、いったいどんな飛行機に搭載されていたのか.......。とりあえずお店の方に広い場所に出してもらって調べてみると、以下のようなプレートが.....。

↑座席に貼ってあったプレート
↑よく見ると、「T-33A」
の文字が..

 そう、この射出座席は名機T-33Aシューティングスターに搭載されていたモノだったのです。

 お店の店主にどのような経緯でこの座席がココにあるのかを訪ねましたが、店主も知人から譲り受けたということで、詳しいことは分からないとのこと。時期が時期だけに、もしかすると航空自衛隊機から取り外された座席である可能性も否定できません。

とにもかくにも、すっかり惚れ込んでしまった私は「で、コレっていくらですか?」と店主に尋ねました。なにしろ、めったに取り扱わない代物だけに、お店の人も値段を付けかねている様子。

 ここで失敗だったのが、値段交渉中の私はまるで「おあずけ」を喰らった犬のように「絶対欲しい!!」というオーラを丸出しにしていた事です。30分ほどの交渉の末、約4万円で譲ってもらうことになりました。もしも私が冷静であったなら、きっと2万円くらいでも譲ってくれたような気がします。はたして、この買い物は高かったのでしょうか?安かったのでしょうか?

 興味の無い人にとってはとんでもない無駄遣いに見えたことでしょう。事実、事務所のスタッフは皆あきれ顔でした。もちろん、こんな役にも立たない 大きなモノを自宅に持って帰ったら、妻に何を言われるか分かったものではありません。しかも4万円近くも払ったことがバレた日にはどんな恐ろしいことが待っているか想像もできません。

 私は迷わずこの射出座席を仕事場に持っていきました。今のところ、妻にはバレていません(笑)



 これは、T-33Aのフライトマニュアルに記載されている射出座席の四面図です。ご覧の通り、今回手に入れたモノと同じです。さすがに昔のジェット機用だけあって、構造は至ってシンプルです。

 買ったのはいいものの、特に使い道があるわけでもなく、現在は時たま腰を下ろしてニヤけるのが関の山の状態です。役に立たないけれど場所だけは取っています。どなたか、うまい使い道をしりません?

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